[No.5077]
Re: カギの使い方
投稿者:ten
投稿日:2022/09/23(Fri) 22:58:52
[関連記事] |
点訳フォーラムによると、カギの使い方について、
(1)基本的に第1カギを用いる。
(2)カギの中に更にカギが必要なときには、基本的にふたえカギを用いる。
(3)それ以外のカギが必要なときは、第2カギを用いる。第2カギは、地の文にも、カギの中にも用いることができる。
と書かれています。
えむさんがお書きになっていたように、墨字でのカギの形に関わらず、原本にカギ類が使われている場合、まずは第一カギを使う、ということだと思います。
一般的な本では、会話文に「 」が用いられ、点訳ではそれを第一カギにすることが多いですので、それと区別が必要な場合は、第二カギを用いるということになりますので、ご質問の『不要』や『名刺・佐藤』のカギは、他に会話文などで第一カギを使っていなければ、第一カギ、すでに第一カギを使っていれば、第二カギを用いることになると思います。
ふたえカギは、てびきP106に、「書名などが『〜』で囲まれている場合、カギ類の中でなくても原則としてふたえカギを用いる」とありますので、そういった場合と、カギの中のカギに用いる場合以外は、原本が『〜』だからという理由だけでは、ふたえカギを用いることはあまりないのだろうと思います。
ただ、えむさんもお書きになっているように、『 』イコールふたえカギとして点訳しているグループ・点訳者も多いようです。
ですので、ご質問にある『〜』が絶対にふたえカギではいけない、ということではないのかもしれません。