皆さんこんにちは。カッコの前後の切れ続きの判断ですが、点訳を学ぶ時に説明のカッコは前に続け、
明らかな挿入の時は1マス空けると習ってきました。
ですからカッコの中の内容が前の語や文の説明なのか独語や文脈から離れた記述なのかを
判断してマス空けを考えると言う事がありました。当然どちらとも取れる判断が付かない
場合もあり頭を抱える事も多かったものです。
この点について点字委員会のメンバーに以前お尋ねする機会があり、カッコの中の内容に関わらず
文章の切れ続きの決まりに従って判断すれば良いのですと教えて頂きました。カッコの閉じの後ろに
前から続く助詞や助動詞あるいは句読点などがあればカッコの前後は文として続いていると判断し
カッコは続ける。カッコで囲まれた文を省いて読んで文脈が続かなくなる場合は挿入と考えると
言う事です。説明のカッコ・挿入のカッコと言う言い方が誤解を招きやすいのでてびき改訂の際には
表現を変える事を検討していると言う事でした。てびき4版では幾分判断の仕方についての記述が
加わっていますね。ご質問の場合は句点があってカッコが始まるのであればえむさんのお答えのように
優先順位に従って2マス空けてカッコになると思います。