てびきP89に「さん、様、君、殿、氏」は人名を明らかにするために切って書く、とあり、点訳フォーラムによると、与太郎というあだ名(本名は別)について、
与太郎は一般的には楽天的で愚かな男性を指して用いることが多く、その場合あだ名として扱いますが、この小説ではある時点以降、正式な名前として用いられることから、芸名など本名に準じて扱うものと同様に考えて、一貫して「様」を区切って書いてよいのではないかと思います。
と書かれています。
ご質問の「信長さん」は、ある時点から正式名称として使われているわけではないと思いますが、もともと「さん」などの前を切るのは、その名前を浮き出させるためですので、「信長さん」もこれに準じてよいのではないでしょうか?
本名だから「さん」などの前を切る、というわけではなく、名前を浮き立たせるため、と考えれば、少なくとも、まったくの間違いということはないように思います。
「大村家老」は、てびきP83の「人名に敬称・官位が続く場合、それらが3拍以上であれば切る」に該当しますので、お書きになった通り、切ってよいと思います。