点字の記号は、墨字の形ではなく、意味に対応させるのが原則だと言われます。
この場合の『 』は、強調や引用に当たるのでしょうね。
カギの中に入っているわけでもなく、書名などでもないとすれば、第1カギで書いていいように思います。
でも、他に会話などに第1カギを使っているなら、それと区別するために第2カギにするのがいいでしょう。
…と、私は思いますが、原本の表記のとおり、『 』は二重カギで書く、という方針・ご意見もよく伺います。
点訳者の判断・解釈をなるべく少なくして、原本をできるだけそのまま伝えよう、ということなのかなとは思います。
ただ、墨字のように多様な記号があるわけではなく、制約も多い点字の世界では、あまり墨字の事情、特に見た目に引きずられないほうがいいのではないかと、私は思っていますが…。
すみません、ご参考にはならないかと思います。