「図書館員」は悩みます。
悩むというか、心に負荷がかかる言葉です。
ほんとは「図書館」のまとまりを壊すのは気が進まないのですが、「点訳ナビ」は切ると言っています。
「サピエ」に上げるものについては「ナビ」の表記で、と言われますので、不本意ながら一応切っています。
もし、個人依頼の点訳であれば、その辺は少し柔軟に対応してもいいように思いますが…。
「経済学者」が「経済学の学者」の重複している「学」を1個省略した言葉であり、「経済」も「学者」も自立した意味と拍数を持っているから、切って書く、ということになっているのと同じなのでしょう。
切って書いても誤解は生じない、ということと、例外は極力少なくして、ルールはシンプルに、ということだろうと思います。
ただ、同じ構造の言葉でも、言葉によって、まあ切ってもいいかなぁ、と思えるものと、これは切るのに抵抗がある、と思うものと、その程度はいろいろですね。
「延長線上」や「放射線量」を切るのはかなりハードルが高いです。
「延長線」や「放射線」のまとまりを切りたくないんですよね。
「放射線の量」と「放射する線量」とは、受ける印象がずいぶん違うのではないかと思います。
私の中では「図書館員」もその仲間です。
でも、そう言っていると、ルールはシンプルにならないのでしょうね。
…すごく個人的な意見・感想でした。