豊田市福祉センターで点訳活動をしております、点訳サークルT&Tと申します。
みずほ点訳さんのお知恵を拝借したく、以前も投稿させて頂いたことが度々ありますが、今回もどうぞよろしくお願いします。
点訳のてびき改訂により、囲み記号の使い方も変更になりました。
第3版では「カギ類は、墨字の形にほぼ対応させる。」と記載されていた箇所が、第4版では「第1カギを用いることを基本とし、その中にさらにカギ類が必要であれば、ふたえカギを用いる。第1カギ・ふたえカギと区別して他のカギを必要とする場合に、第2カギを用いる。」と文言が変化しています。
将来の“夢”を発表する時間に、「ぼくの“夢”は宇宙飛行士です」と話した。
との文例がてびきにあり、“夢”の部分は第2カギが使われています。
もし“夢”が『夢』となっていた場合はどうでしょう?
第1カギ内であれば、ふたえカギの『ユメ』でいいのでしょうが、カギ外の『夢』も『ユメ』としてしまっていいのでしょうか。
書名などが『 』で囲まれていれば、カギの内外は関係なくふたえカギで点訳すればいいと思うのですが、カギ外の語句の強調にもふたえカギを使うのはルールに則っていないのではないかと考えます。いかがでしょうか。
書名などの など をどこまで広げて解釈していいものなのかも判断がつきかねますし、必要であれば第2カギを用いるとあれば、強調の大方は第1カギとふたえカギでまかなえるのかとも思えてしまいます。
同一語句の強調の場合、カギの内側と、カギの外側の強調記号が違うと、何か別の意味合いがあって強調記号を変えて点訳したのではないかと読み手に思われる可能性があるのかもと心配にもなります。
原本通りの点訳が許されたのは第3版までで、第4版からは変えなくてはいけないと思うことが正しいのかそうでないのかもよく分からないのが現状です。
また、てびきに記載はないのですが、『日本点字表記法2018年版』には、強調記号に指示符を用いることもあると記載があります。
その使い時をご存じでしたらアドバイス頂けますでしょうか。