「等」を「など」や「ら」と読むときには続け(てびき4版P61)、
「とう」と音読みするときには切る、ということになっているようです。
ということは、「強制性交等罪」の「等」を「とう」と読むのであれば、
「罪」の前の部分は、キョーセイ■セイコー■トー
と、なりますね。
しかし、こうなると「罪」をどうするか、という問題が残りますよね。
おっしゃるように「等罪」ということばはありませんので、
これをくっつけるわけにはいきません。
ちょっと変ですが、
キョーセイ■セイコー■トー■ザイとするしかないように思うのですが、
「罪」を「ざい」と読んだ場合にどの程度自立性があるかわかりませんし、
言葉としては不自然なので、性交等罪を一続きに書く、
というのもひとつの方法かとも思います。
点訳ナビに「居宅介護等事業」の例があり、
キョタク■カイゴ■トー■ジギョー
となっているので、やはり「等」の前後は切るのが妥当なのでしょうね。
この場合は、「事業」が3拍以上ですし、言葉も自立したものですので、
「罪」と同じに考えることはできないかもしれませんが、
少なくとも基本的には「等」をその前と後ろの語句に付けるわけには
いかないように思います。
しかし、先に書きましたように、いろいろ検討した結果であれば、
強制■性交等罪もやむを得ないかもしれません。