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[No.4697] 米英ソの表記について 投稿者:sumakko   投稿日:2019/02/05(Tue) 17:14:35

いつもお世話になります。
第二次世界大戦中の物語ですが
「クリミヤで米英ソの巨頭連中が会談したらしいんだがね、(以下略)」
という個所があります。
この「米英ソ」の表記ですが、マス空けするか続けるかについて迷っています。
点訳ナビで似たような事例を探してみると
米英仏→ベイ■エイ■フツ、日中韓→ニチ■チュー■カン
の例がありますので、「ベイ■エイ■ソ」になるかとも思うのですが、
手引き46ページの「漢字1字ずつが対等な関係で並んでいる複合名詞などは、(中略)適宜区切るか、すべてを続けて書く」の「適宜区切る」場合、片仮名が混じっていてもよいのでしょうか。
(点訳ナビの例が、手引き46ページの上記内容に依っているのか、単に略称の羅列はマス空けして書くという原則があるのかよく分からないのですが)
 皆様の考えや実例等を御教示下さい。よろしくお願いします。


[No.4698] Re: 米英ソの表記について 投稿者:みなかみ  投稿日:2019/02/05(Tue) 18:43:34

 おっしゃる通りのようですね。
 私のミニデータベースを検索してみましたら
  必携世界史用語3訂  2件
  理解しやすい世界史B 1件
  3訂必携日本史用語  1件
  理解しやすい日本史B 2件
  概論日本歴史     1件
がすべて切っています。


[No.4699] Re: 米英ソの表記について 投稿者:sumakko   投稿日:2019/02/05(Tue) 22:09:01

みなかみさん、いつもながら、早い回答ありがとうございます。
全て7件とも、歴史関係の書物なんですね。
おそらく、ヤルタ会談関係だと思いますが。

切ることについての考え方を、どなたか教えていただければ、ありがたいです。


[No.4700] Re: 米英ソの表記について 投稿者:えむ  投稿日:2019/02/08(Fri) 22:29:18

切ることについてちょっと考えてみましたが、結論としては、私にはよくわかりませんでした。
「米英仏」「日中韓」など、はたして複合語なのだろうか?と思ったのですが、では「日米」や「米ソ」が複合語なのかと言われると…。

でも、たとえば「土日出勤」は「ドニチ」で「土日祝」は「ド■ニチ■シュク」だと「ナビ」は言っていますね。
そうすると、「土日月」でも多分切るのでしょう。
つまり、1個ずつ独立したものの羅列なのか、羅列ではあるけれど全体としてパッケージになっている感じなのか、ということではないかと思います。
単純に、2個か3個か、ということでもないような…。

もし、「米英仏」や「日中韓」が複合語ではないとすると、「漢字1字ずつが対等な関係で並んでいる複合名詞」の規定も適用されないことになりますね。

「ソ」が漢字でないことは、問題にならないと思います。
墨字でどう書いてあろうと、意味は左右されないでしょう。
「英吉利」「亜米利加」「仏蘭西」「独逸」などには漢字を当てたのに、少し時代が下ったからでしょうか、「ソ連」の「ソ」には漢字を当てなかったんですね。
また、「ソ」は1拍なのでなんとなくすわりが悪い気はしますが、「露西亜」「伊太利」「土耳古」なども同じですし、拍数が関係することはないでしょう。

すごく的外れなことを言っているような気もします。
他のかたのご意見も伺いたいです。


[No.4701] Re: 米英ソの表記について 投稿者:sumakko   投稿日:2019/02/10(Sun) 13:52:54

えむさん、御回答ありがとうございます。
なるほど、複合語でないので、切る理由を考えるのではなく、続ける理由がないのですね。
パッケージの考え方、よくわかりました。
ただ、場合によっては、パッケージの中身が、くっつき合って一語化している例もありますよね。広辞苑の見出し語になっている例を拾ってみますと、
雪月花(表記辞典無し、 ナビ セツゲツカ、)
薩長土肥(表記辞典、ナビ、 サッチョードヒ)
風林火山(表記辞典、ナビ、 フーリンカザン)
京阪神(表記辞典、ナビに記載はないですが、切ると却ってわかりにくいですかね)
甲信越(表記辞典、ナビ無し)悩ましいですね。発音上の切れ目はなさそうですが。
どれが複合語になっているのか、いないのか、続けるのか、切るのか、やはりその都度、考えないといけないんでしょうね。


[No.4702] Re: 米英ソの表記について 投稿者:えむ  投稿日:2019/02/12(Tue) 00:00:20

ほんとですねぇ。
何が続くのか続かないのか、一筋縄ではいかない感じです。

挙げてくださった例で、「雪月花」は白居易の詩から来ているそうですし、「風林火山」は孫子由来で「ナビ」には「慣用句」と書かれていますね。
そのくらいの権威ある裏付けがあって、一般に浸透している、ということでしょうか。
「薩長土肥」は歴史的にそのセットが固定されているのかもしれませんね。あのときのあの勢力、という特定のセットなんでしょう。
「京阪神」や「甲信越」は、うーん、よく使われる言葉ですもんね、続けそうな気もしますが…。

「ナビ」で見ると、「頸肩腕症候群」は「ケイケンワン」と続けるそうですね。
確かにそのセットでひとまとまり、そこに不具合が生じるのでしょう。

大学名を並べた「日東駒専」や「関関同立」とかはどうなんだか…。
確かに、ある時点では固定のセットなのでしょうが、所詮マスコミが流行らせた言葉で、短い年月でどんどん移りかわっていくのでしょうし…。
「薩長土肥」と一緒にしたりしたら、叱られそうですね。

もっともっとたくさんの例を検討していくと、ひょっとすると何か判断基準のようなものが見えてくるのかもしれませんが、却ってわけがわからなくなる危険もありそうですね。


[No.4703] Re: 米英ソの表記について 投稿者:sumakko   投稿日:2019/02/14(Thu) 22:07:36

なるほどですね。つながるには、それなりの理由がありそうですね。
パッケージになっているというイメージは、多くのものの中から、何個が取り出してパッケージに入れると考えると、そういう例としては、今まで挙げていただいたものも含めると、
米英仏、日中韓、米英ソ、魏蜀呉、土日祝、土日月、日東駒専、関関同立(最近は産近甲龍、摂神追桃が加わるらしいですが)、赤青黄、英国数、報連相などですかね。
これらの語句は辞書の見出し語になる可能性は低く、複合語でないと考えて、切れるのでしょうか。
次に広辞苑で見出し語になっている、同種の文字が連続している例を、拾ってみますと、
〇続ける例(以下ナビによる)
序破急、雪月花、松竹梅、衣食住、天地人、市町村、年月日、租庸調、頸肩腕(症候群)、手足口(病)、
風林火山、士農工商、都道府県、春夏秋冬(シュンカシュートー、ハル■ナツ■アキ■フユ)
弖爾乎波
〇一語一語切る例
真行草、真善美、陸海空、生老病死
〇四文字で二語ずつで切る例
東西南北、起承転結、花鳥風月、魑魅魍魎、冠婚葬祭、加減乗除、喜怒哀楽
〇ナビ等に記載が無い例
京阪神、甲信越、京阪奈(丘陵)、源平藤橘(ペイは半濁音化しています)

真行草、真善美、陸海空は、続けるより、点字の場合、切った方が判りよいですね。
二語ずつで切る場合は、そこで発音上の切れ目があるのでしょうか。(四字熟語の扱いかもしれません)
魑魅魍魎は、魑魅と魍魎で、それぞれ見出し語になっていますので、切れるんでしょうね。
何となく判断基準があるような、無いような。判断に迷ったら、やはり表記辞典やナビでこまめに調べることですね。それと、このコーナーで質問して、皆様のお知恵を借りるとか。


[No.4722] Re: 米英ソの表記について 投稿者:えむ  投稿日:2019/02/25(Mon) 23:38:03

今頃すみません。
たくさん例を捜してくださってありがとうございます。
悩み甲斐がありますねぇ。

書いてくださった中のひとつ、「手足口病」ですが、「ナビ」では「テ■アシ■クチビョー」と切ってありますね。
感覚的には続けてもいいような気もしますが、「手足口」というまとまりはない、単に(たまたま?)「手」と「足」と「口」に症状が出るだけ、ということなのかなぁ、とも思います。


[No.4725] Re: 米英ソの表記について 投稿者:sumakko   投稿日:2019/02/27(Wed) 23:01:14

えむさん、手足口病の切れ続きの訂正ありがとうございます。お手数をお掛けしました。
頸肩腕(症候群)の流れから、ついうっかりしました。
私自身も、手足口病を発音するときは、「てあしくちびょう」と続けたり、「て、あし、くち、びょう」と切って、発音したりと、場面で使い分けているようです。
「頸肩腕」は、切って発音すると、余計、分りにくくなりますね。といって、続けても漢字がすぐに思い浮かないですが。