皆さま 明けましておめでとうございます。
本年も、色々と質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
さて、新年にちなみ、おめでたい?質問をさせていただきます。少し長くなりますがご容赦下さい。点訳中の作品に次の内容があります。
引用開始
兵隊は上等兵が多く、一等兵は少なかった。上等兵以上は殆ど四年兵五年兵ばかりである「神様」と「仏様」が多くて、人間は少ないのだ。(中略)
「歩兵の給与はなっちゃいねえぞ!」
と、関特演の神仏は、寝台に鎮坐ましまして、食事のたびに立ち働く梶たちに呶鳴り散らした。
引用終了
威張り怖れらている先輩兵士を、神様、仏様と表現しているのですが、その話の流れから、最後の行の「神仏」を、揶揄の意味を込めて「かみほとけ」と、読みたいと思っています。(神仏の前後に漢語があるので、「しんぶつ」と読んだ方が、いいかもしれまん。「かみほとけ」と読むのは、多分に主観的ではあります。)
この「かみほとけ」は、広辞苑でも見出し語になっているので、一語化されています。
また、名詞+仏という語は、石仏、喉仏、野仏、無縁仏等、多数ありますが、「かみほとけ」以外は「〇〇ぼとけ」と全て連濁していますし、神と仏のように、対等の関係の二つの語を並べたものはありません。
また、「かみ」は2拍の和語だと考えられますし、「かみ」と「ほとけ」の間に発音上の切れ目が(若干)あるような気もします。
判断要素が多くて迷っているのですが、対等の二つの語で、発音上の切れ目を考慮して、切れ続きは「かみ■ほとけ」とするのがよいのでは考えています。
皆さんのお考えや、実例等を御教示ください。よろしくお願いします。