一括表示

[No.4579] 零について 投稿者:sumakko   投稿日:2018/08/01(Wed) 17:08:21

お世話になります。また、質問がありますのでよろしくお願いします。
「〜に着いたのは零時を廻っていた。」の零時の表記ですが、点訳ナビにしたがって、「数符0じ」になると思います。
一方、点字表記辞典では、零点→れいてん、零度→れいど、0点→数符0てん、0度→数符0度の用例があります。
一杯を「数符1ぱい」、「いっぱい」と使い分けるように、零と0についても、何か使い分けの考え方があるのでしょうか。
よろしくご教示をお願いします。


[No.4580] Re: 零について 投稿者:えむ  投稿日:2018/08/02(Thu) 16:15:38

『表記辞典』第5版(2002年)では、「0」の項目と「零」の項目は別になっていて、アラビア数字の「0」については数符0、漢字の「零」は仮名の「レイ」としているようですね。
それが、第6版(2014年)では「0」と「零」の項目が合体されて、墨字の表記がどちらであっても「数符0テン」「数符0ド」と書くと言われているように読めます。
私も、他の数字と同様、数量的・序列的な意味があるときは数字で書くのが理にかなっていると思っています。
墨字の表記に左右される必要はないですよね。

「零下」などは、もともとは0度の下ということですから数量的な意味だったのかもしれませんが、少なくとも現在、「マイナス」「氷点下」を表す言葉として普通に使われているので、仮名で書くのでしょうね。
具体的な数量などを指す意味はないわけですから。
そういう意味では使い分けがあると思います。


[No.4581] Re: 零について 投稿者:sumakko   投稿日:2018/08/02(Thu) 21:28:36

えむさん、早速の回答ありがとうございます。
なるほど、『表記辞典』の第6版では、「0」と「零」の項目が合体されているのですね。
点訳ナビゲーターと同じ内容で納得しました。
墨字の表記に左右される必要はなく、量的・序列的な意味があるときは数字で書けばよいのですね。
(零下、零封以外)
やはり、参考資料は最新版が必要ということですね。(手元にあるのは2008年第5版第4刷です)