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[No.4520] 洞門上 投稿者:月草   投稿日:2018/06/13(Wed) 05:53:09

このコーナーで勉強させていただいている一人です。先日もお尋ねしたばかりですが、また教えていただきたいと思います。

今悩んでいるのは「洞門上」。「どうもんうえ」と読む場合、「上」は続けるのでしょうか、区切って書くのでしょうか。

「上」に限らず、名詞の後に使われる「下、右、奥、前、横、脇」などの2拍の語をどう処理すればいいかいつも悩みます。

表記辞典に出ているものもありますが、語によって続けてあったり区切ってあったり…。

判断の基準になるようなことがあればお教えいただければ喜びます。

初歩的な質問でお恥ずかしいのですが、よろしくお願いいたします。


[No.4532] Re: 洞門上 投稿者:えむ  投稿日:2018/06/16(Sat) 22:35:04

「上」「下」「横」「脇」「奥」「先」「裏」など、私もいつも躓きます。
そんなわけで、正しい答には程遠く、実はあまり書き込みたくないのですが…。

「上」について、『表記辞典』や「点訳ナビ」には、場所や物に続く例は載っていませんね。
こういう場合に「じょう」ではなく「うえ」と読むケースは少ないのかもしれません。(「じょう」と読むのと「うえ」と読むのとでは意味が少し違ってきますね)
たとえば「階段上」「舞台上」「展望台上」など、「うえ」と読むこともあるでしょうか?

仮に読むとして、これらを発音してみると、ほんの僅かですが切れ目があるような気もします。
「の」を入れたほうが自然かもしれない、と思ってしまう感じです。
もしこれが気のせいではないとすると、そこまで密接に続いているわけではなく、続けて書かないほうがいいのかな、と思ったり…。

じゃあ、「上」と同類と思われるような言葉、たとえば「下」はどうでしょう?
「高架線下」は続けています。
そうすると、「上」も「下」も扱いは同じでいいとも思うのですが、でも「横」は切って、「脇」や「裏」は続けるところを見ると、似たような言葉でも、言葉によって前の語との結びつきかたは微妙に違うと言っていいのかもしれませんね。
判断基準は…はっきりしたものは思いつきません。
場合によっては、アクセントが一体型になっているかどうかが参考になることもあるのだろうか、とも思いますが、それも定かではありません。

いろんなものの「上」を考えてみるのですが、やはり、類例の少なさが些か気になります。(私が思い付かないだけかとも思いますが…)
もしかすると、場所や物に「上」を付ける言い方が、1語としてあまり熟していないのかもしれない、という気もちょっとします。

苦し紛れに書いているので、かなり意味不明ですね。お役にたてず、申し訳ありません。
もっとちゃんとしたご意見をお持ちのかた、根拠をご存じのかた、どうぞお寄せください。


[No.4534] 洞門上 投稿者:月草   投稿日:2018/06/17(Sun) 06:56:29

えむ様

懇切丁寧なご回答ありがとうございました。

今回はとりあえず「下」に合わせて続けてみようかと思います。

結局私には言語に対する微妙な感覚が欠けているのかと思いながら、

でも変な言い方ですが点訳の難しさが面白く、なかなか離れることができません。

またお尋ねすることがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。