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[No.4509] 鉄砲組頭 投稿者:月草  投稿日:2018/06/04(Mon) 06:27:52

鉄砲組頭は テッポーグミガシラ でしょうか、それとも テッポー■クミガシラ でしょうか。

鉄砲組の組頭の意でしょうから区切ってよいのかと思いますが、鉄砲組は グミ でしょうし、

組頭は クミでしょう。こういう濁点の有無に違いがある場合はどのように考えるべきでしょうか。

御教示方よろしくお願いいたします。


[No.4511] Re: 鉄砲組頭 投稿者:  投稿日:2018/06/04(Mon) 19:34:36

ごめんなさい。先に謝ります。

私的、本当に私的です。

私なら 「テッポーグミガシラ」にあり。と思いつつ 「テッポーグミ■カシラ」かな?とも。

困りますよね、こういう重なった言葉はどこでわればいいのか。

諸先輩のご教授をいただきたいと私も思っております。


[No.4512] Re: 鉄砲組頭 投稿者:えむ  投稿日:2018/06/05(Tue) 11:58:59

私も先にお断りしておきます。正解はわかりません。

個人的には「鉄砲組」のまとまりは壊したくないと思うのです。
「鉄砲組」ほどではないけれど、「組頭」のまとまりもあるように思います。
そうすると、「組」にも「頭」にも連濁が起こり、全部続くことになります。
あくまでも私は、ですが、素直に読むと、「てっぽうぐみがしら」です。

でも、「鉄砲組」+「組頭」の重複した「組」の1つが省略された言葉、と言えるとすると、「自衛隊員」や「延長線上」と同じ扱いになるのでしょうか。
「鉄砲」と「組頭」に分けたとしても、誤解が生じるとまでは言えない、という、なんだか裁判所の判断のような言い回しになってしまいますが、現在のルールに照らせば、そう言えないこともないと思います。

ただ、それらの例と違うのは、連濁の問題です。
「鉄砲組」と、単独で言うときには、どうしても「ぐみ」になりますよね。
連濁という発音上の事象を無視して、ここで切ることにはちょっとためらいを感じるのですが…。


[No.4513] Re: 鉄砲組頭 投稿者:月草  投稿日:2018/06/06(Wed) 06:20:52

もも様、えむ様 ご回答ありがとうございました。

今校正中なのですが、点訳ではテッポー■クミガシラとしてあり、どう考えるべきか迷ってしまってお尋ねした次第です。

もも様のお説に関しては、私は全く思いつかなかった考え方でなるほどと思いました。

一方、えむ様の「鉄砲組」を続けたいというお考えにもなるほどと思いました。

この「組」のように連濁になる語が後の語に続いてまとまりを作りそうな例はほかにないでしょうか。

何かありましたらお教えいただければ喜びます。


[No.4514] Re: 鉄砲組頭 投稿者:えむ  投稿日:2018/06/06(Wed) 19:40:52

あれこれ考えてはいるのですが、なかなか類例が見つかりません。
案外レアケースなのかもしれませんねぇ。

やっと思いついたのは、「タラバ蟹漁」と「相撲部屋付き」ですが、どうでしょう? 仲間になれます?
あと、「からくり時計師」などという言葉はないでしょうか?

もう少し適切な例がありそうなのに思いつけません。
思いつかれたかた、是非お寄せください。


[No.4515] Re: 鉄砲組頭 投稿者:yk  投稿日:2018/06/07(Thu) 00:00:54


> この「組」のように連濁になる語が後の語に続いてまとまりを作りそうな例はほかにないでしょうか。

満足できる例ではないかもしれませんが、「所」が含まれる語句を考えてみました。
点訳ナビゲーターでは
(1) …ショ と読む場合
刑務所長: ケイム■ショチョー

(2) …ショ とも …ジョ とも読む場合
研究所員: ケンキュー■ショイン、ケンキュージョイン
収容所長: シューヨー■ショチョー 、シューヨージョチョー
収容所内: シューヨー■ショナイ、シューヨージョナイ

(3) …ジョ と読む場合
保健所内: ホケンジョナイ

…ジョと連濁する場合は、所長、所員、所内などのまとまりのある語句がきても、それが理由で連濁が解けることはなく、続いています。

他には
「木曽川沿い」とか。

見当違いだったらすみません。


[No.4516] Re: 鉄砲組頭 投稿者:月草  投稿日:2018/06/07(Thu) 10:27:26

えむ様 yk様

該当するいろいろな語を挙げていただきありがとうございました。

皆様のご意見を読ませていただき、やはり鉄砲組を区切ることは難しく、

したがって頭まで一続きに書くべきかと思うようになりました。

ご意見をお寄せいただきました皆様、本当にありがとうございました。