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[No.4391] ますあけ 投稿者:日野郁子   投稿日:2018/01/22(Mon) 11:35:31

お世話になります

新のますあけで新料理は辞書系でもないからしん|りょーり でしょうか?

よろしくご指導のほどお願い致します。


[No.4394] Re: ますあけ 投稿者:えむ  投稿日:2018/01/23(Tue) 11:17:10

接頭語は迷いますね。
私たちもいつも悩んでいます。

「新」は、基本的には続けるのが大原則です。
でも、その中で、例外的に切るものもあるので迷うんですよね。

ひとつは、マスあけを含む言葉に付き、しかも、その全体にかかる、あるいはマスあけのあとの部分にかかる、という場合。
「新東京国際空港」「新文部科学大臣」「新スポーツセンター」など。
これは、比較的悩まずに済むのかもしれません。
もちろん、新しいスポーツをやるためのセンターであれば「新スポーツ」がひと続きになるので、その言葉が何を意味しているのか、思い描いてみないといけないのですが…。

それから、もともと接頭語が付いている言葉にさらに「新」などの接頭語が付いてしまった場合。
「新副大臣」「新大改革」とか…。

そして、マスあけを含まない言葉に付く場合でも、発音上の切れ目があったり、続けると意味がわからなくなりそう、というとき。
「新1年生」「新消防法」「新シンデレラ」などでしょうか。

「新料理」は、それらの例外(というか、第2原則?)には当てはまらないと思いますので、大原則どおり続けていいのではないでしょうか。

辞書に見出し語として載っているかどうかは、この際あまり参考にはなりません。
『表記辞典』や「点訳ナビ」などに続ける例として載っている「新発明」「新リーダー」「新企画」なども辞書の見出し語にはないと思います。
「新」と「発明」との意味がわかれば「新発明」の意味は自明である、という場合には、多分辞書には載せないだろうと思います。
「新幹線」や「新人類」のように、単にふたつを重ねた以上の意味を持つ場合には、辞書に載せる必要があるのでしょう。
「辞書の見出し語にある言葉は存在する、と言える。でも、辞書の見出し語にない言葉が存在しない、とは決して言えない」と伺ったことがあります。
複合語、派生語は特にそうですね。