分からない場合に皆様にお教えいただいております。今回は、「述べ給う」とあるのですが、そのまま読むなら「のべたまう」でいいと思うのですが、ルビには「のべたもー」とあり、校正では、「・・・う」と言う方と「・・・−」長音ではと言う二つの考えに別れていて迷っています。こんな場合は複合動詞として「う」と言い切ってよいのでしょうか。私は「う」にしたいのですが・・・・。どなたか教えてください。よろしくお願いいたします。
「述べ給う」に「のべたもー」というルビがついているのであれば、書き手はこの言葉の語尾を音便化して読んでほしいわけですね。「ウ音便」は長音符を用いて書きますので(てびきP14)、表記は「ノベタモー」だと思います。
tenさん、早速にありがとうございました。てびきの14ページを見ていたのですが、やはりしっかり分からなくて・・・・。では、もしも「ノベタモー」とルビが無い場合でしたら「ウ」でよいのでしょうか。だんだん迷うばかりです。恥ずかしながら宜しくお願いいたします。tenさんのお陰で長音で校正をさせていただきます。
ルビが無い場合は、原本の書き方に沿って判断することになると思います。例えば、ひらがなで書いてある語句が、「うれしゅうて」(「うれしくて」の音便化)になっているとか、漢字であっても「面白うて」などとなっていたら、ルビがなくても、表記は「オモシローテ」になりますので、書き手は全体の語句を音便化で読んでほしいのかもしれません。しかし、そういった語句がほかに無く、「述べ給う」にもルビがなければ、やはり「う」を使って表すのが妥当かもしれませんし、原本の全体的な言葉使いによっても、違って来るようにも思います。ルビが無い場合は、原本でこういった言葉がどのように扱われているかで判断する必要がありそうに思います。>
tenさん、早々にお応えいただきまして恐縮しております。本当に点訳は奥が深くて考えさせられます。まだまだ勉強不足を実感するばかりです。分かち書きにもいろいろ迷ったり点訳している者としたらずっと勉強なんでしょうね。教えて頂いて本当に助かりました。また、分からない場合にはどうかお力をお貸しください。tenさん、どうもありがとうございました。
いつもこのHPでいろいろと勉強させていただいています。横入りで申し訳ありませんが、ご質問の内容に近いことが『点訳のてびき第3版Q&A第2集』に載っていることに気づきました。そこには 「言い給ふ」「備え給ふ」の「給ふ」を現代仮名遣いに準じて書き表す場合、 「イイタマウ」「ソナエタマウ」「イイタモー」「ソナエタモー」のどちらも考えられます。 ただ、「タマウ」の方が語幹が明らかで活用が分かりやすいので、 全視情協発行の「点訳問題集2」練習5の解答では、 「キミ■シニタマウ■コト■ナカレ」としています。と、あります。何か参考になるのではと、余計なことかと思いますが記させていただきました。
いちごさん、こんにちは。たったいまこのページを開き気づきました。わざわざ本当にありがとうございました。Q&A 第2集を確認させていただきました。皆様のお陰で校正では「のべたもー」といたしました。音便化において分かりやすい場合とそうでない場合がありそうで自信のない私にはこうして皆様にお尋ね出来るところが、とても心強いです。これからも皆様よろしくお願いいたします。いちごさん、ご返信が遅くなりましてすみませんでした。ありがとうございました。