点字の記号は種類が多くないので、山ほどある墨字の記号と1対1で対応はしませんね。
ですから、形の対応ではなく、意味で考えるしかないと思います。
邦文中のシングルコーテーションマークが強調などの意味で使われていれば、点字では第1カギで書いてもいいかもしれません。
ただ、その文書の中で、第1カギが会話などにも使われていて紛らわしいのであれば、第2カギを使うことが考えられます。
第2カギは、第1カギとは区別したいカギとして使いますので、墨字の特定の記号に対応する、ということではないと思います。
墨字の中で、シングルコーテーションマーク、ダブルコーテーションマーク、山カギ、二重山カギなど、多様な記号が使われていても、それらをどうしても書き分けないと意味が伝わらない、というのでなければ、同じ点字記号を使ってもいいでしょう。
もし区別しないとまずい、ということであれば、指示符などを使うことも考えられるでしょうか。
どういうシチュエーションで使われているか、どういう意味で使われているかによって違ってくると思います。