私の勝手な意見なので、そのおつもりで読んでいただきたいのですが…。
「原本に忠実に」というのは、大事なことではあるんですが、「読みやすい」というのもまた大事だと思います。
それとそれが抵触した場合、どちらに重きを置くかは、点訳物の種類・性格によって決まってくると思います。
おっしゃるように、詩や小説など、文学的なものについては原本の表現は、改行の方法まで含めて、そのまま伝える必要があるのですが、取扱説明書や自治体のお知らせなどでは、内容が過不足なく伝わること、わかりやすいことが最も重要ではないかと思います。
「原本どおり」といっても、仮名点字では、原本が仮名なのか漢字なのか、どんな漢字が書いてあるのか、カタカナなのか、字の大きさとか字体とかも伝えられません。
相当制限のある「原本どおり」なのです。
ですから、あまり細かく厳しく「原本どおり」に縛られてもしょうがない、とも言えますし、逆に「原本どおり」にできないことがいろいろあるのだから、せめてできることだけでも「原本どおり」にしたい、とも言えますね。
原本を拝見していないのではっきりとは言えませんが、今回お尋ねのものについては読みやすさを優先してもよいのではないでしょうか。
もちろん、原本の改行に何らかの意味があるなら、それは無視できません。
そのへんは、点訳の「目的」を見失わなければ、柔軟に考えていいと思いますが…。
あまりお役に立てることは言えませんでしたね。すみません。