一括表示

[No.4334] 疑問符と感嘆符の後ろのますあけ 投稿者:りん  投稿日:2017/10/02(Mon) 17:52:02

またまたお願いします。
疑問符(?)の後ろに「って」がある場合悩んでいます。
てびき60ページをみますと、例題として感嘆符が使われた「あ!と叫んだ。」「ア!■と■サケンダ。」とありますので、疑問符と感嘆符の助詞は1マスあけなのだと解釈していますが、それでよろしいのでしょうか。
「?って」で迷ったものですから、パソコンをみてみましたら、「みずほ教室3」に、感嘆符の例として、「!って」が載っていました。これも疑問符と感嘆符は同じ解釈をしていいのでしょうか。
それとも、疑問符と感嘆符の解釈の違いが何かあるのでしょうか。
私は文法や国語理論には疎くて、点字もてびきや表記辞典、国語辞典を頼りにやっている物ですから、少し語呂が違えば、手も足も出ない状態なのです。よろしくご指導お願いします。


[No.4337] Re: 疑問符と感嘆符の後ろのますあけ 投稿者:えむ  投稿日:2017/10/03(Tue) 14:39:09

まず、疑問符と感嘆符の扱いは同じでいいと思います。
疑問符か感嘆符かで扱いが違ってくることはないだろうと思います。

疑問符と感嘆符は、句点に置き換えられるケース、読点に置き換えられるケース、何もなくても文が成り立つケースがあります。
伝統的な日本語の文には、疑問符も感嘆符もなかったらしいので、かつては句点や読点で表していたんですね。
もちろん、今でも疑問符や感嘆符を使わない書き方は健在です。
「何を食べますか? ラーメンにしますか?」は「何を食べますか。ラーメンにしますか。」、「何を食べますか?と訊いた。」は「何を食べますか、と訊いた。」、「ラーメン?でしょうかねぇ。」は「ラーメンでしょうかねぇ。」で、文としては通じます。「?」のニュアンスは、もちろん直接は入りませんが。
これらの場合、句点に置き換えられれば「?」のあと2マスあけ、読点に置き換えられれば1マスあけ、なくてもよくても1マスあけ、ということになっています。

ただ、いつもそんなに簡単に判断できるわけでもありません。
そのあとに続く「と」「って」などの性格、というか、その文章全体の構造にもよります。
「と」「って」は、前の部分を受ける助詞(付属語)ですから、原則的には前の言葉に続けるわけですが、これが文頭にくる場合もあります。
「というのは」「と思う間もなく」「っていうか」で始まる文もありますね。
前の何を受けているのか、直前の語句を受けているのか、前にある文を受けているのか、そこで語られている状況を受けているのか、それによって何マスあけるのかは違ってくると思います。
「何を食べますか?と訊かれたけれど…」という場合と、「何を食べますか? といっても、冷蔵庫は空っぽでね」という場合、同じ「と」で受けているのですが、前者は1文、後者は2文になっていますね。文が切れています。
先ほどの言い方をすれば、後者は句点に置き換えられる疑問符、と言えます。
そういうことも考え合わせて、マスあけを判断する必要があるのでしょう。