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[No.4314] 如何せんについて 投稿者:わかこ  投稿日:2017/09/07(Thu) 11:25:44

いかんせん(如何せん) という語は

点字表記辞典では イカン■セン と切っていますが
点訳ナビゲーターでは イカンセン と続けています。

どちらがいいのでしょうか。


[No.4315] Re: 如何せんについて 投稿者:みなかみ  投稿日:2017/09/07(Thu) 13:28:51

 サピエと点訳ナビゲーターの運営が「全国視覚障害者情報提供施設協会」、点字表記辞典の発行は「視覚障碍者支援総合センター」なので、
   点ナビと表記辞典が異なるときは、点ナビを採用
と私の属する点訳グループではきめています。


[No.4316] Re: 如何せんについて 投稿者:りん  投稿日:2017/09/08(Fri) 14:27:16

わかこさん、みなかみさん、ありがとうございます。
私も「なぜ?」と思いつつほったらかしにしていました。
地域の所属するブループにはなかなか出席できず、「なぜ?」と思うことをほったらかしにしてしまうことの多い私は、このコーナーで大変助かっています。


[No.4317] Re: 如何せんについて 投稿者:えむ  投稿日:2017/09/08(Fri) 14:28:13

「如何せん」は、もともとは「如何に(どう)」「せむ(しよう)」という二つの言葉ですから、切って書くのが妥当なんでしょうね。
ただ、それが慣用句になった、というか、「どうしようか」という意味が少し薄れた使い方が多くなって、1語化が進んできているのでしょう。

ですから、どういうところに使われているかにもよると思います。
「其はゆゆしきことなり。如何せん」というときには、切ったほうがいいでしょうし、「頑張ったんだけど、いかんせん、相手のほうがうわてだったもんで…」というようなときには、もう1語と考えていいのでしょう。

みなかみさんがおっしゃるように、発行者、運営主体が違うので、ナビを優先しているというグループはたくさんあるようですし、単純に、ナビのほうが新しいのでそちらを優先するというところもあるようです。

そういうふうに、原則を決めておくのは便利だと思いますが、こういうときには続けたい、この場面では切りたい、という是々非々というか、ご都合主義というか、そういうのもアリだろうと、私は思っています。
つまり、どちらも間違いではない、許容範囲だということなんじゃないでしょうか。
許容範囲が広いということは、分冊などのときには不便な場合もありますが、自分で考えて自分で決める余地がある、ということだと思っているんですが…。


[No.4318] Re: 如何せんについて 投稿者:ten  投稿日:2017/09/09(Sat) 09:10:29

点訳ナビのことですが、
表記辞典とナビが異なる場合は、ナビを優先して、というようなことを
視覚障害・点訳関連の団体が言っているらしいんですが、
どこが言っていたのか、失念しました。
えむさんが書かれていますように、ナビは随時更新できるシステムですので、
表記辞典より新しいし、扱っている語句も増えているようですので、
グループ内でナビ優先としているところは多いと思います。
ただ、私も、表記辞典とナビが異なっているということは、
どちらでも間違いではない、ということかなあ、と思っています。
「いかんせん」にしても、どういう使われ方、意味合いかで、
やはり切ったり続けたり、ばらつきが出て来るでしょうし、
表記辞典もナビもその微妙なニュアンスをすべて掬い上げて
掲載することは不可能でしょう。
なので、えむさんと同じことになりますが、
最終的には、点訳者が、自分の点訳している文章なり本なりを
充分に読み込んで、いろいろ悩んで決める、
これしかないように思います。


[No.4319] Re: 如何せんについて 投稿者:わかこ  投稿日:2017/09/09(Sat) 12:20:37

ありがとうございます。
運営がサピエと同じ点訳ナビゲーターを優先したい気持ちがあります。
今回は文章の前後関係をよく読んで再考してみます。