「如何せん」は、もともとは「如何に(どう)」「せむ(しよう)」という二つの言葉ですから、切って書くのが妥当なんでしょうね。
ただ、それが慣用句になった、というか、「どうしようか」という意味が少し薄れた使い方が多くなって、1語化が進んできているのでしょう。
ですから、どういうところに使われているかにもよると思います。
「其はゆゆしきことなり。如何せん」というときには、切ったほうがいいでしょうし、「頑張ったんだけど、いかんせん、相手のほうがうわてだったもんで…」というようなときには、もう1語と考えていいのでしょう。
みなかみさんがおっしゃるように、発行者、運営主体が違うので、ナビを優先しているというグループはたくさんあるようですし、単純に、ナビのほうが新しいのでそちらを優先するというところもあるようです。
そういうふうに、原則を決めておくのは便利だと思いますが、こういうときには続けたい、この場面では切りたい、という是々非々というか、ご都合主義というか、そういうのもアリだろうと、私は思っています。
つまり、どちらも間違いではない、許容範囲だということなんじゃないでしょうか。
許容範囲が広いということは、分冊などのときには不便な場合もありますが、自分で考えて自分で決める余地がある、ということだと思っているんですが…。