私は関西人ですが、確かに「おおないか」、「すくなないか」など、形容詞の語幹部分に「ないか」を付けて話すことは、よくありますね。(以後は、便宜上、助詞の「か」が付かない形で、記載します。)
(「形容詞の語幹+ない」といった形は、単なる方言ではなく、形容詞の語幹用法という、文法的に根拠があるようです。例えば、「おお、寒」「あ、痛」という風に、語幹のみで言い切る形や、「痛そうだ」「痛ない」という風に、語幹に助動詞や形容詞が続く形があるらしいです。)
それはともかくとして、点訳ナビの方言タグで、「ない」で検索しますと、関西方言として「形容詞の語幹+ない」の用例として3例あります。
痛ない→いた■ない、欲しない→ほし■ない、が切る例で、おもろない→おもろない、が続ける例です。
わずか3例では、法則性云々はできないのですが、切る方がいいのではないかと考えています。
「おもろない」が続く理由がよくわからないのですけれど、広辞苑にも「おもろい」が形容詞として見出し語になっているので、「おもろ■ない」でも、いいのではないかと思うのですが、「おも(し)ろ(く)ない」と2文字、略されているので、続けるということになったのでしょうか。どなたか、ご教示いただければ、幸甚です。